マツダがデミオのプラットホームをベースに、新感覚のコンパクトカーに仕上げたのがベリーサ。シンプル・クォリティ・コンパクトをキーワードに、従来のコンパクトカーことは異なる高い品質を備えたクルマを目指している。いわば小さな高級車を狙ったクルマともいえる。ボディタイプは5ドアのハッチバックで、1500ccエンジンを搭載し、全車とも電子制御4速ATのみの設定だ。
プラットホームがデミオと共通であるといっても、クルマを見る限りではデミオと共通するところはほとんどない。全く別のクルマであると考えたほうが良い。
外観デザインは前後のライト回りの処理など、細部のディテールに至るまで入念な作り込みがなされており、クラスを感じさせない存在感を示している。最近のマツダ車には五角形のグリルが採用されているが、このベリーサにはマツダ車に共通のグリルは採用されておらず、この点でもベリーサは特別の存在というイメージがある。