ベリーサのパッケージングはやや高めの全高が特徴。1530mmの全高はぎりぎりタワーパーキングに入るか入らないかという高さだが、この全高や立て気味にデザインされたAピラーなどによって、優れた乗降性を持つのがひとつのポイント。適度なシート高も乗降性に貢献するほか、視界の良さにもつながって運転のしやすいクルマになっている。シートのデキの良さもポイントで、ひとクラス上のクルマ並みのサイズで、ゆったりと体をホールドしてくる。
インテリア回りの雰囲気は、一見するとシンプルな印象もあるが、同時に質感の高さも表現されている。メタル感覚のインストセンター部分などは正に新感覚のものだ。ベリーサのこだわりを示すものとして助手席側のバニティミラーがある。通常はサンバイザーの裏側に設定されているが、女性の声を反映してグローブボックス中に設置されている。
装備関係では、大容量のHDDを採用したオーディオシステム、マツダ車としては初の採用となったスマートキーなど、充実した装備や仕様が用意される点も見逃せない。コンパクトカーに充実した装備という点もクラスレスの発想からきたものだ。