メーカーオプションだった装備を標準化するなどの改良を実施
ホンダが、ストリームをマイナーチェンジした。後出しのトヨタウィッシュが好調なのに対しストリームの販売が落ちているためでもある。
今回のマイナーチェンジのポイントは、メーカーオプションだったUパッケージを助手席リフトアップシート車とG以外のグレードに標準装備したこと。Uパッケージとは、カップホルダー付きのセンターマルチコンソール、助手席インパネトレイマット、運転席・助手席バニティミラー照明付きサンバイザー、イグニションキー照明がセットになったもの。 カップホルダー付きのセンターマルチコンソールは、いかにもオプションらしい便利な装備。それ以外は最初から付いていても良いくらいの装備とも言える。マイナーチェンジで標準装備となったことで、さらに満足感はアップした。
セキュリティ関係では、G以外の1700ccモデルには盗難防止に役立つイモビライザーを標準装備した。装備関係では、Sのオーディオを標準状態でナシとし、ドライバーの好みで選べるようにした。このほか、音声認識機構付きHDDナビにリアカメラの装備がないものも消費税抜きで2万円価格を下げて30万円高での設定とした。
Sグレードにはロービーム用にディスチャージヘッドライトを標準装備して、夜間の視認性向上を狙った。走り関連の装備では、2000ccのSに15インチアルミホイールを標準装備したほか、SとSパッケージ(15インチ)、アブソルート(1700ccは15インチ、2000ccは16インチ)のアルミホイールをダークグレーメタリック色に変更している。さらに、チルトアップ機構付きの電動アウタースライド式スモークドガラス・サンルーフは消費税込みで8万4000円となっている。
車体色は、 プレミアムホワイト・パール(消費税込み3万1500円アップ)、サテンシルバー・メタリック、ナイトホークブラック・パール、ミラノレッド、ビビッドブルー・パール、コスミックグレー・パール(助手席リフトアップシート車を除く)、マスカットシルバー・メタリック、ショアラインベージュ・メタリックが設定されている。また、GとSには専用色として新色のエターナルブルー・パール(助手席リフトアップシート車を除く)、タフタホワイト(助手席リフトアップシート車を除く)、S、Sパッケージ、アブソルートの専用色として新色のミスティパープル・パールが設定されている。
ホンダ車で注意したいのは、グレードや装備内容によって、オプションや車体色の組み合わせが制限されること。生産ラインや設計の都合でうまくいかないようだ。そのため、オプションや車体色の組み合わせなどは、見積り段階でしっかりと確認しておこう。
価格は、1700ccのGが消費税込み車両本体で168万円、アブソルートが4ATで199万5000円、2000ccのアブソルートがCVTで233万1000円など。