インテリアデザインに関しても、2.5Lエンジンの搭載車に特別のもが用意されているワケではない。大型画面のカーナビを設定して大きく広がるインパネデザインは、エルグランドならではのものといっていい。
デザインは変わらないが、仕様については若干の違いが設けられている。2列目ベンチシート仕様がオプションで設定されたからだ。快適性の面から考えると仕様ダウンともいえるのだが、エルグランドのベンチシートは6:4の分割可倒式で回転対座機能も備わるだけに、ベンチシート仕様が人気になる可能性は高い。
シートの快適性だけを考えたなら、最上級グレードのXLに設定される独立式のキャプテンシートが良いが、これだと乗車定員も減って7人乗りになるために日本ではあまり人気がない。イザというときに8人乗れる仕様が人気を集めるのだ。また3.5L車を含めて標準のマルチセンターシートよりオプション設定のベンチシートが人気になりそうだ。
装備関係では電子制御パワーステアリングが標準的なエンジン回転数感応式パワーステアリングに変わることや、インテリジェントキーがオプションで標準的なリモコンエントリーが装備されることなどが相違点。ほかの装備に関しては3.5LエンジンのVG/ハイウェースターと、2.5LのV/ハイウェースターはほぼ同様のものが用意される。