マーク2はトヨタ車の中でも良く売れたクルマで、累計販売台数は480万台に達してトップ3に入るという。かつては月に2万台くらい売れることがあったが、最近はセダン市場の縮小もあって一時のような売れ行きは望めない状態になっていた。そんな状況を打破するため、力を入れた開発すると同時に、車名もマーク2からマークXに変更してきた。トヨタはどちらかといえば車名を大切にするメーカーだから、それがあえて車名変更をしてきた点に意気込みが表れている。
エクステリアデザインにも、その意気込みが表れている。これまでのマーク2は正統派のデザインを採用することが多かったが、ティザーキャンペーン(事前告知)で使われた3連のヘッドランプや、おでこを連奏させるようなボンネットフードなど、今回のマークXではややあくの強さを感じさせるようなデザインが採用された。これまでとは違う存在感を感じさせるのがマークXである。