エクステリアが全面的に新しくなったのに比べると、インテリア回りの変更は比較的小幅なものに抑えられている。ステアリングのパッドの中央にシングルフレームのグリルをイメージしたデザイン処理がなされた点などが注目されるポイントだ。
ただ、従来からインテリアに対するお金のかけ方と、それによるクォリティの高さがアウディの躍進の大きな理由。世界中の自動車メーカーがベンチマークとする存在であっただけに、インテリア回りのクォリティは相変わらずの高レベルを保っている。
全長と全高はさほどではないが、1770mmの全幅はDセグメントのミドルセダンとして十分なもの。インテリアの居住空間も大人4人がゆったりとくつろげるだけの広さがある。フルタイム4WDのクワトロの設定があるためにフロアトンネルが大きめで、後席中央に座ると足元が窮屈になるのがわずかな難点となる部分だ。