堂々たる3ナンバーサイズのボディながら、CLSクラスの乗車定員は4名。後席にも大きなセンターコンソールを設け、2人が左右にゆったり座るシート配置を採用している。
その後席へはもちろんのこと、運転席に乗り込むのも大変だ。全高が低い上にドアの開口部が小さいため、乗降性に関してはほめられたものではない。特に後席へは大柄な人や年配の人などは乗り降りしたくない感じになるほどだ。
今回の試乗車CLSクラスの最上級モデルとなるCLS 55 AMGだったが、標準仕様のモデルも含めてウッドや本革などの自然素材がふんだんに使われており、超ラグジュアリーな雰囲気が演出されている。特にCLS 55 AMGにはナッパレザーの本革シートが用意されており、高級感とスポーティさとがうまく表現されている。AMGにはオーナーが好みの仕様に仕上げるカスタムオーダープランも用意されている。
高級車であるだけにDVDナビなども含めて豪華な快適装備が用意されているが、中でも注目されるのはCLS500以上に採用されるハーマンカードンのオーディオシステム。12スピーカーの最高級オーディオだ。