2005年シーズンのWRCもいよいよ後半戦に突入し、残すはラリージャパンを含む4戦のみとなった。 シーズン前半は、ミシュランの新開発タイヤの効果も手伝って、シトロエンのS・ロウブが第4〜9戦でなんと怒濤の6連勝を達成、2位以下に大きく水をあける独走状態を築く。 そのロウブをプジョーのM・グロンホルムとスバルのP・ソルベルグが追う展開となっているが、はたして逆転することは可能なのか?ラリーは何が起こるかわからない。 しかし圧倒的な強さを誇るシトロエンと、今回、第12戦GB(グレートブリテン 英国)で不幸な事故があったプジョーは、今季限りで撤退を表明している・・・ 6つものワークスが競い合う、活気にあふれたマニファクチャラーズポイント争いは、しばらく見られなくなってしまうのだろうか? 注目のラリージャパンでは、撤退する2大ワークスも有終の美を飾るべく他チームにタイトルは譲れないところだろうし、我が日本が誇る2大ワークスも当然、産まれ故郷に錦を飾りたいはずだ。 ラリージャパンでのスバルの強さに自信を見せ、連覇を狙うソルベルグ。 2004年RALLY JAPAN開催前の撤退で涙を飲み、2005年は復活の勝利としたいミツビシ。 もちろんラリージャパン以降も、ツール・ド・コルス、カタロニア、オーストラリアと続く伝統のラリーで、各チームが見せてくれる闘いぶりにも注目だ。 |