今年生誕50周年(!)を向かえたシトロエンDS。こんな宇宙船のようなクルマがそんなに昔から存在したのかと考えると、改めてその偉大さに驚かされる。 フレンチブルーミーティング・メイン会場のステージでは、今日もパトリック・ヌジェ氏らのステージを観ることが出来た。 フレンチブルーミーティング会場名物のジムカーナ。スポーツモデルではない普通のクルマでも自由に参加できるのが楽しい。ちなみに写真は日本未発売のミニバン「ルノー グランエスパス」! これも恒例の「2CVクランク掛け競争」。イマドキ、クランク掛けでエンジンがかかるクルマが他にあるだろうか!? 会場の中のみならず、会場外の駐車場でもユーザーによる出店が多く出ていた。こういうところをのんびり見て回るのもFBMの楽しみのひとつ。写真の方は、つい先週でかけて来たフランスで買ってきたという仏車グッズの数々を並べていた。 なんともオシャレな!?ドルフィン。こんな「スゴイ」旧車が、しかしさりげなくそこかしこで見られるのもFBMの楽しみのひとつ。 |
見事に晴れた! FBM当日
雲が少し残ったものの、昨日とは一転して爽やかな秋晴れとなった翌10月16日の日曜日。いよいよフレンチブルーミーティング当日だ。
メイン会場を中心に、車山高原周辺のペンション街沿いの通りや駐車場の全てがフランス車。その数、実に3000台以上! この光景は、初めて見る人にとって相当な衝撃だろう。ドイツ車などに比べればまだまだマイノリティな存在であるフランス車がここまで大量に集まるのは、きっとここ以外にないはず。この情景をひと目見るだけでも、長野に訪れる価値があるかもしれない!? FBM名物! ジムカーナ
さて、観戦者、参戦者ともに大人気の名物イベントがジムカーナだ。メイングランドの特設コースで行なわれる。優勝者には、なんとフランス旅行が当たるというからスゴイ。また、フランス車ならどんな車でも参加OKというのも面白いところだろう。そのため、背の高いミニバンから排気量1リッターに満たない小型車まで、ありとあらゆるモデルが参加しているのが特長だ。
ちなみにココのコースは、スピードやパワーは不要。あくまで純粋にテクニックが問われる設定となっている。つまり、最新のスポーツモデルばかりではなく、排気量もパワーもないシトロエン2CVやルノートゥインゴ等でも優勝の可能性は十分にある!というのがポイントだ。折りしも昨日の雨でコースはところどころ水たまりが出来ており、ラリーストよろしく豪快なウォータースプラッシュも見られ、観戦者を大いに沸かせていた。 しかし、マジでコースを攻める人がいるいっぽうで、仲間と小さなクルマにみっちりフル乗車していたり、オープンカーにフランス国旗を立て笑顔でゆっくりコースを走る人もいたりと、全体にお祭りムード満点だったりして。 観ているだけでも飽きない、そんな楽しいジムカーナなのです。 FBMは、ユル〜いイベント!?
当日行なわれるこの他のイベントも、実のところここ数年大きな変化はない。マンネリ、といえばそうかもしれないけれど、しかし、このユル〜い空気がまた、FBMらしいところでもある。
だいいち、メイン会場ではなく周囲の駐車場で集うグループも多く、イベントとは関係なくのんびりまったり過ごす光景があちらこちらで見られたのだから。 筆者自身、これで6回目の参加となるフレンチブルーミーティングには、特別何かをしに行くというワケでもないのに、毎年毎年飽きることがない恒例行事と化している。ブログやホームページでしか接していなかった方と会って話したり、様々な出店をひやかしてみたり、紅葉を見て和んだり。 そんな風に、FBMを媒介にして、誰もがマイペースで楽しんでいるというのがまた、なんともいい感じなのだ。 誰でも参加できるFBM。フランス車がちょっとでも気になるなら、来年こそ秋の信州に出向いてみてはいかがだろう。きっと、クルマとの新しい接し方を見つけることが出来るはずだ。 < 前のページ『【フレンチブルーミーティング2005】今年もフランス車の祭典がやってきた!その1 前夜祭編』 | 次のページ >
|
2005.10.21