三菱自動車は、5月19日〜21日までポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催された、第9回国際福祉健康産業展「ウェルフェア2006」に、参考出品車『i(アイ)助手席回転シート仕様車』や『ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車』など同社の福祉車両「ハーティーラン」シリーズから計4台を出展した。

 三菱は、1991年より福祉車両「ハーティーラン」シリーズの販売を開始。現在は、車いす仕様、乗降補助仕様、運転補助仕様など様々な車種・タイプをラインナップしている。

 今回出品された「i(アイ)助手席回転シート仕様車」は、簡単なレバー操作で助手席が回転することにより、安全でスムーズな乗降をサポートする。

 「ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車」は、右リヤドアのスライド開閉から、車いすの折りたたみ及び後席スペースへの収納までをリモコンで操作できる車いす収納装置を後席に装備。また、運転席には、電動リクライニング、前後電動スライド、中折れ式シートバックなど、運転中の姿勢を安定させる機能を備えたバリアフリーシートを設定。車いすから運転席への乗り降りをサポートする可倒式サイドサポートも装備している。

 その他、「タウンボックス」と「ミニキャブ」の車いす仕様車も出品された。車いす仕様車は、車いすに乗ったままでの車内への乗り降りを可能としてい。「タウンボックス」は、車両後部に収納された折りたたみ式のスロープを引き出して乗り降りするニールダウン式。「ミニキャブ」は、車両後部に収納された電動リフトを使って乗り降りするタイプのテールゲートリフト式。