ナント初期受注の7割がセルシオからの代替え!
前回このコーナーでセルシオの実質的後継車種、レクサスLS460の発売開始により、セルシオの下取り価格が暴落する可能性が高いということをお伝えしましたが、実際はもっと早くヤバイことになってきそうです。
レクサスLS460の発表時の受注台数は9000台程度でしたが、発売後2週間でその台数は1万1000台近くまで増えているそうです。しかも、初期にオーダーを入れている人の約7割がセルシオからの代替えというのです!
この中には初代や2代目セルシオの台数も入っていますが、メインは3代目セルシオ。ということは、今後数千台近いセルシオが中古車市場に流通することになってきます。
しかもレクサスLS460のデリバリーは予想以上に早い!
さらに暴落を後押しする理由が見つかりました。レクサスLS460のデリバリーは意外に早く、1万台程度は年内にも納車されるようです。通常、デビュー直後の高級車の場合、半年待ちぐらいは当たり前なのですが、レクサスLS460は今年の生産台数分の2万台うち1万台程度を国内用に振り当て、ハイピッチで生産を進めているようです。
なぜなら4月ぐらいにはロングホイールベースのハイブリッド車(ハイブリッド車の標準ボディもあり)も追加されるので、その前にガソリン車もある程度の数は納車しておきたいようです。
すでに10月初旬には初期生産車の納車や登録も行われているようです。そして今後はガンガン納車が始まっていくようです。となると、約7割といわれるセルシオの下取り車は、買い取り店やディーラーの下取り車として中古車市場に溢れ出すでしょう。
そうなればセルシオの下取り相場は、間違いなく暴落するハズ。中古車業者のオークションは、一気に流通量が増える時に、最も相場が落ちやすいのです。しかも、中古車屋も、今後セルシオの流通量が増えることは分かっていますから、年末ぐらいまでは買い控えるでしょう。そうなると、さらに買い取りの相場も下がるかもしれません。
逆にセルシオの中古車を買おうとしている人は、来年春まで待ったほうがいいです。私のカンとしては、50〜80万円ぐらい安く買えるかもしれません。