《セルシオ》のユーザーには2つのタイプがある。「近所の目もあり、お金を持っていても輸入車が買えない」人と、「コストパフォーマンスの高いラグジュアリーカーに乗りたい」という人だ。
私も《セルシオ》(現行モデル)を持っているのだけれど、担当のセールスマンによれば「地元の人はやっぱり《Sクラス》って乗れないと言うんですよね」。1万台のバックオーダーを受けたという話も「現在《セルシオ》を持っていて《LS460》に乗り換えるようかというお金持ちが楽に1万人もいるということです」と、全く驚いていない。
こういう人からすれば、高価なことこそ“ステータス”なんだと思う。M・ベンツの《Sクラス》と同じくらい高いと言うことがプライドを満足させるのかもしれない。ちなみに同じレクサスでも《IS》や《GS》は価格的に中途半端なのだとか。
一方、コストパフォーマンスで《セルシオ》を選んでいる人や、M・ベンツ《Sクラス》やBMW《7シリーズ》、ジャガー《XJ》のユーザー層からすれば、《LS460》のステータスって「まだでしょう」。絶対的に評価すると、輸入車のステータスには届いていない。