国際基準のカローラは "直感的" にいい!
従来のカローラ・ランクス/アレックスの後継モデルとなるクルマ。ただ今回のモデルは単純なカローラ系のハッチバック車ではない。というのは、国内向けのカローラは5ナンバーサイズのボディのため従来のプラットホームを流用したが、海外市場向けのカローラはワイドボディにするため新しいプラットホームを採用したからだ。オーリスはその新しいプラットホームを採用して作られ、多くの部分が国内向けカローラと異なることもあって、新しい名前が採用された。ちなみにオーリスは英語のオーラから作った造語で、日欧でこの名前が使われる。
コンセプトは直感性能。ひと目見ただけで、乗り込んだだけで、あるいはほんの数m走っただけで、性能が分かるような際立つ個性を持つクルマを目指したという。さすがにそれはちょっと大げさだが、後で試乗のところで触れるように、けっこう特徴的なクルマであるのは間違いない。
エクステリアにはヴィッツの香りが漂う
外観デザインはフロント回りにヴィッツとの共通性を感じさせる部分がある。フロントグリルの左右のヘッドライトとの間の部分の造形が、ヴィッツと似た感じなのだ。
ネッツ店扱いのクルマとしての共通性を持たせるのは良いが、ひとクラス下のクルマとの共通性となると難しいところがある。