日産 スカイライン |
スカイラインは、日産が誇る伝統のスポーツモデル。
06年11月にフルモデルチェンジを受け、ついに12代目へと発展した。
今回はセダンのみが一新され、クーペは07年9月に切り換わる予定だ。
今回のフルモデルチェンジで最も注目される点は、エンジンとプラットフォームの一新。
メカニズムの刷新により、走行性能が飛躍的に向上した。
最近はスポーツモデルが冬の時代に入っているが、
新しいスカイラインは現状を打破するキッカケになるかも知れない…。
知の巻:スカイラインが人気の理由
足回りの格段の改良を実現し、OPの「4輪アクティブステア」があれば万全
リセールバリュー:
48%〜62%
新しい《スカイライン》では「2500ccモデル」の走りが好感を抱かせる。3500ccと同じエンジンブロックを使うから、トルクが小さい分だけ回転感覚が洗練される。また、幅広いグレードに装着される17インチタイヤも、トルクのボリュームを考えると2500ccがベストだ。乗り心地が優れているのも、2500ccと17インチタイヤの組み合わせになる。 |
新しいスカイラインが搭載するエンジンは、V型6気筒の2500ccと3500cc。排気量とVQ型という名称は先代型と同じだが、中身はほとんど一新された。最高出力は2500ccが225馬力、3500ccは315馬力に達する。
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比の巻:ライバル研究
オールマイティーな性格を持ち、大人4人が長距離ドライブを楽しめる《フーガ》
VS トヨタ クラウンアスリート
リセールバリュー:
48〜53%
《スカイライン》のライバル車としては、《クラウンアスリート》が挙げられる。エンジンはV型6気筒の2500ccと3500cc。3500ccはレクサスの《GS》や《IS》と同様のツインインジェクターを使ったタイプで、最高出力は《スカイライン》と同じ315馬力だ。 |
VS 日産 フーガ
リセールバリュー:
43〜48%
《フーガ》は先代の《スカイライン》とプラットフォームやエンジンを共用するLサイズセダン。2500ccエンジンのメカニズムに違いがあったが、基本は同じ。その意味では、先進性という点でニューモデルの《スカイライン》には一歩譲る。 |
選の巻:オススメ乗り換えプラン
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日産を代表するスポーティーセダンの《スカイライン》は、中古車市場でも人気の高いモデルです。初代《スカイライン》が登場したのは1957年のことだから、2007年で丁度50年の節目を迎えることになりますね。 |
極の巻:中古車購入には…
だったら、新型の半額程度で購入できる先代スカイラインを選ぶのもアリ!?
日産 スカイライン 300GT 2002年式
中古車相場:
(2007/1現在)
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新型スカイラインセダンは、基本的には“先代モデルの正常進化版”と言えます。スタイル・エンジン・装備など新型は全てにおいて先代モデルより良くなっていますが、その差は極わずかと思われます。 |
鈴木詳一 所長