FMパッケージがついに世代交代
日産スカイラインは、を代表するスポーツセダンであるだけでなく、国産車の中でも極めて高いブランドイメージを確立しているのがスカイライン。50年に及ぶ歴史を持ち、今回のV36型スカイラインがが数えて12代目に当たる。
V35型スカイラインからFMパッケージと呼ぶ新プラットホームを採用し、V型6気筒エンジンを搭載するようになると同時に、アメリカなど海外市場への輸出が始まり、インフィニティチャンネルの人気モデルとして国内よりもはるかに多くの台数が販売されてきた。今回のモデルも海外での成功を背景にフルモデルチェンジされたもので、魅惑、洗練、高性能を基本コンセプトに開発が勧められたという。
今回のV36型スカイラインではFMパッケージが新世代のものに切り換えられたほか、搭載エンジンも新世代のVQ35HR/VQ25HRに変わり、大きな進化を遂げている。
V35のイメージを踏襲しつつ新鮮なエクステリア
外観デザインはV35のイメージを継承したものとされた。いかにもFR車らしいロングノーズのスタイルが特徴で、ボンネットフードやフェンダー部分の抑揚を強めることで、よりヴィヴィッドで躍動感のあるデザインとされている。同じインフィニティチャンネルの扱い車であるフーガ(M35/M45)と似ている部分もあるが、これはこれでデザイン的な統一性をとったものである。