今春、遂に欧州デビュー!
ダイムラー・クライスラーは07年1月18日、今春3月末に欧州にて発売予定の「メルセデスベンツ 新型Cクラス」をドイツ・シュツットガルトで初めて公開した。
先代モデルは00年のデビュー以来世界で140万台、ワゴンとスポーツクーペを合わせれば200万台以上を販売した大ヒットモデルだけに、新型モデルの登場には期待が高まる。
アバンギャルドは独自のフロントマスクに
まず、一新したエクステリアから順にご紹介していこう。写真をからも分かるように。近年のメルセデスベンツ車に共通する、エレガントながら躍動感も感じさせるアクティブなフォルムに注目したい。
また今モデルでは各グレード毎の差別化がより明確となった。例えばスポーティグレードのアバンギャルド系には、CLクーペのようなスリーポインテッドスター付きグリルが与えられる。さらにアバンギャルド系には他のメルセデス車同様にエアロや大径ホイールを組み合わせたAMGスポーツパッケージも用意され、さらにスポーツ度を高めることも出来るという。
ボディサイズは全長は4581mmと先代に比べおよそ55mm長く、全幅では1770xmmとこちらも先代に比べ42mm拡大、ホイールベースでは45mm拡大し2760mmとなっており、室内空間はさらに拡大しているという。ただしライバルのBMW3シリーズのように車幅1800mmの大台は超えていないのは、狭い日本での使用を考えるとウレシイところだろう。
なお当初はセダンのみのデビューで、ワゴンなどの登場時期は未定となっている。
ワイドラインナップでライバルに大攻勢
エンジンラインナップは、売れ筋モデルだけに多彩だ。ガソリン車は、従来型より出力などをアップした直4スーパーチャージャー付き1.8リッター2機種(C180コンプレッサー:156ps/C200コンプレッサー:184ps)、V6エンジン3機種(C200:204ps/C280:231ps/C350:272ps)、さらに欧州で人気の高いターボ付きディーゼルが直4で3機種(C200CDI/C220CDI)、V6が1機種(C320CDI)と、幅広く用意され、順を追って登場していく予定となっている。もちろん燃費や環境性能についても、先代に比べさらに進化を遂げている模様だ。
グレードは、本国では「クラシック」、高級仕様の「エレガンス」、スポーティ仕様の「アバンギャルド」の3タイプがそれぞれ設定されているのは先代同様。
なお日本仕様として入って来るエンジン及びグレード設定については、現時点では不明だ。各ガソリンエンジンのみならず、Eクラスで久しぶりに登場したディーゼルエンジン仕様の日本導入にも期待が高まるところだ。
メルセデス流先進技術が満載
メルセデスベンツを代表する人気セダンだけに、今回も様々な先進技術の数々が搭載されている。特に新型Cクラスではメルセデスベンツ共通の高い安全性に加え、コンフォート性能と機敏な走りの両立をテーマとしている点が新しい。
中でも、可変式ショックアブソーバー「AGILITY CONTROL」やステアリングのギア比をよりクイックに変更するなどした『AGILITY CONTROLパッケージ』の設定は注目されるところだ。
またさらにこれらを発展させ、ステアリングのギア比やATのシフトスケジュール制御まで統括制御し「コンフォート」「スポーツ」の2モードをセレクト出来る『ADVANCED AGILITY パッケージ』についても、追って今秋登場予定だという。
その他、メルセデスベンツが追求する最先端の安全装備についても、EクラスやSクラスといった上級モデル同様に高い水準のものが奢られる模様だ。
いやがおうにも期待の高まる新型Cクラスだが、日本仕様の登場時期についても現時点での発表はない。しかし、当サイトでも新たな情報が入り次第お知らせする予定だから、ぜひ期待していて欲しい。
( レポート:CORISM編集部 )
( ※画像・スペック・グレード等の情報については全て欧州仕様 )
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