個性的なフォルムと独自の安全装備を新採用!
ボルボのフラッグシップサルーンとなる最上級セダンがS80。ボルボS80は大柄なボディを持つFF車となることによって室内には十分な居住空間を確保し、同時にたっぷりしたクラッシャブルゾーンによって高い衝突安全性を確保したのが特徴だ。さらにボルボ独自の安全装備を備えるなど、ほかのクルマにはない独特の個性を持ったクルマにボルボS80は仕上げられている。
ボディサイズは全長こそ従来のモデルと同じ4850mmに抑えられたが、全幅は25mm拡大されて1860mm、全高は45mm高くなって1495mmとひと回り大きくなった。これに合わせてホイールベースが延長され、トレッドも拡大されている。
コンセプトは直感性能。ひと目見ただけで、乗り込んだだけで、あるいはほんの数m走っただけで、性能が分かるような際立つ個性を持つクルマを目指したという。さすがにそれはちょっと大げさだが、後で試乗のところで触れるように、けっこう特徴的なクルマであるのは間違いない。
フラッグシップらしい印象的なエクステリア
新しくなったプロポーションにより、高級車らしい印象的な外観デザインを備えるようになった。エクステリアデザインのキーワードは『モダン・スカンジナビアン・デザインで、テールランプなどに従来のモデルの(というかボルボに共通する)イメージを残すが、全体に新しい時代のボルボを印象づけるクルマになった。
事故を未然に防ぐアクティブセーフティには特に力が入れられ、ボルボ初のアダプティブ・クルーズ・コントロールと追突警告機能や、世界初のブラインド・スポット・インフォメーション・システムなどがグレードに応じて装備されている。