コンパクトながら使い勝手の良い室内空間
全長が4300mmを切るコンパクトなボディの中に3列7人乗りのシートを用意している。さすがに3列目のシートは大人が乗るには窮屈な感じで、エマージェンシー用という感じになる。ふだんは3列目のシートを床下に収納してラゲッジスペースとして使い、イザというときに7人乗れるクルマとして使うのが一般的な使い方だろう。
2列目のシートはまずまず大人が乗れるだけの広さがあり、前後にスライドさせることによって広さを調節することが可能だ。
運転席へは自然な姿勢で乗り降りできる。大径タイヤなどによって最低地上高は高めだが、乗降性は悪くない。運転席に乗り込むと、特徴的なインパネデザインが目に入る。左右非対称に配置された4連の丸型メーターが新鮮な印象だ。これならステアリングも専用のデザインのものにした良かったようにも思う。
最上級グレードには安全装備が満載される
最上級グレードのXiの4WD車には、サイドSRSエアバッグのほか、車間距離制御機能付きのクルーズコントロール+追突軽減ブレーキという最新の安全装備が標準で用意される。これはほかの4WD車にはオプションで設定されている。
また4WD車は全車に横滑り防止装置のVSAが標準で用意される。ただし、2WD車には設定もなく装着できない。VSAについては、いずれは全車標準というものの、ストリームではFF車にのみ設定され、クロスロードでは4WD車のみ、CR-Vではアメリカの法規制に対応するためもあって全車にという設定では、メーカーとしての方針が見えてこない。