ミニバン最強のエンジンを新たに搭載!
今やミニバンフルラインナップを誇るホンダ。そのフラッグシップとなるのが、Lクラスのエリシオンだ。トヨタのアルファードや日産のエルグランドといった、各社の売れ筋がライバルなのだが、正直少々他車に比べて勢いがないのは確か。サイズ的に若干小さくなるなどがその理由で、それを挽回すべく2006年12月にマイナーチェンジ。内外装のデザイン変更だけでなく、VSAを全車標準装備するなど安全面の充実も図った。
加えて大きなトピックスとなるのが、300馬力を発生する3.5リッターV6を搭載するプレステージが追加されたこと。300馬力といえば、スポーツカー並みであり、国内ミニバンとしてはもちろん最強のスペック。まさにLサイズミニバンの風格を高めてくれるものであり、加えて18インチホイールや専用チューニングが施された足回りを装備するなど、じつにホンダらしい内容に仕上がっている点に注目だ。
力強さとプレミアム感を両立させたルックス
またこのプレステージについては「アグレッシブ&ダイナミック」をコンセプトに掲げ、力強さを強調したエクステリアデザインへと変更することで、プレミアム感を演出している。前面に大きく張り出した大型グリルとつり目のライトは確かに迫力はかなりのもので、ハイパワーミニバンのキャラクターをうまく表現しているのは確か。ただし、実車を見た率直な印象として「取って付けた感」が強いのもまた事実ではある。慣れなのかもしないが、好き嫌いが分かれそうな顔つきではある。