多くの外装パーツが専用設計された
新型BMW3シリーズはセダン(E90)、ツーリング(E91)、クーペ(E92)、カブリオレ(E92)と4タイプのボディを持つ。セダンとツーリングは同じ顔、クーペとカブリオレは同じ顔で、2種類の顔を持つ。セダン系よりクーペ系の顔の方が優しい目を持っている。
ここで取り上げるカブリオレはクーペをベースとしているが、ボンネット、フロント左右フェンダー、ドアがクーペと共通するくらいで、多くのボディパーツがカブリオレ専用として創られている。テールランプも良く似ているが、トランクリッドで切れるラインが異なるからまったく別物なのだ。
カブリオレらしいエレガントさを追求した
オープンボディに備えて補強も怠らない。唯一の柱になるAピラーは2重構造だ。ドアの下に位置するサイドシルも厚く太くなり剛性アップに貢献している。この他にもフロア下の補強は並外れている。
他社がメタルトップのカブリオレをCCと称してクーペとカブリオレを1台に集約している。しかしBMWはクーペはスポーティ、カブリオレはエレガントに乗るものでそれぞれにマーケットがあると予想しているから2台創ったのだ。