ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走る

世界一過酷と言われるノルドシュライフェへ!

 ドイツにあるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)は全長20.8km、高低差300mの世界一の難コースで、有名自動車メーカーのテストコースとしても知られています。最近では、ゲームソフトの中でも再現されていてゲームで走った事がある人も多いでしょう。走り飽きたら思い切ってバーチャルではなく、実際に走ってみることをオススメします。走り方は簡単です。暇とお金と気力(?)があれば誰でも走れます。私は今年で8年目になりますが、再びニュルブルクリンクを訪れましたのでご案内しましょう。

 まずは航空券を手配です。日本からはJAL、ANA、ルフトハンザの各航空会社がフランクフルト空港まで直行便が毎日飛んでいて、成田からなら約10時間でドイツに着きます。日本の出発(成田)は午前中ですが、時差の関係で現地に着くのが、その日の午後で、一番早く着くルフトハンザでも14時半です。入国をして荷物を受け取ったら空港内にあるレンタカー・カウンターに行きます。日本で事前に予約をしていると英語・ドイツ語に自信がなくても大丈夫。日本の運転免許証、国際運転免許証、クレジットカードを見せるだけで簡単に鍵を貸してくれます。

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 飛行機からの風景
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 日本上空を飛行中
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 飛行機内

希望のクルマに乗るなら注意が必要

 予約時に車種指定も出来ますが、希望通りにいくかわからないので注意が必要です。私も日本の予約段階ではメルセデス・ベンツEクラス又はBMW5シリーズとリクエストしていたのですが、カウンターでわたされた鍵はボルボのディーゼル。スウェーデンだったらボルボに乗りたいと思いますが、ドイツで乗るならドイツ車を乗りたい! と、クレームを入れると、カウンターのお姉さんは、マニュアル車でも運転出来るのかと聞いてきたので、もちろん「ノー・プロブレム」と答えました。そうすると、日本人はオートマチック車しか運転出来ないのは何故なんだと聞いてきました。

 ドイツではマニュアル車が多く、オートマチック車が少ないので疑問に思うのでしょう。適当に答えながら、私はドイツ車が一番好きだと言うと、メルセデス・ベンツのSLKを貸してくれたのです。やっぱり何処の国でも自国の車が一番良いと思っているようですね。

 書類と鍵、そして地図を受け取り、指定の場所に荷物を持って行くと、今回借りたSLKが止まっていました。カウンターから駐車場までは案内表示が充実していて、初めてでも迷うことなく目的のクルマまでたどりつけます。マニュアル車かと思ってみたらオートマチック車で、また行き先までのルートを矢印で示す簡易ナビが付いていました。

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 達人・丸山 和敏
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 風景
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 風景
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 風景
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 風景
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 風景

まずはナビやクルマの操作方法をしっかり確認してから出発!

 しかしドイツ語表示で何だかわからないため、操作キーを動かして英語表示切り替え、次に目的地入力。今回はフランクフルト市内のホテルを予約していたので住所を入力。日本のナビのような電話番号で目的地に設定出来るような便利な入力方法は残念ながらありません。所在地の市、そしてストリートを入力するのが基本のようです。日本のようにレンタカーの係員はいないため、じっくり時間をかけて目的地までの入力、車の操作方法を確認してから出発しましょう。

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ

 話は前後しますがフランクフルト到着は夕方になり、空港からニュルブルクリンクまで2時間以上かかるので、空港またフランクフルト付近、或いは途中のホテルに泊まり、翌日に向かうのをお勧めします。ナビの無い場合も心配はありません。地図を見て目的地までのルートを確認し、道路の番号、出口の番号をメモしておけば案内表示が簡潔、しかも充実しているので、首都高の難解な道路を走るよりは容易です。

いよいよ明日はコース走行!

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ 明日に備え就寝!

 また大きな都市が目的地であれば行き先表示が出ています。またアウトバーンは無料な為、間違えたと気付いたら降りて、再度アウトバーンに乗れば良いだけの事です。無事にホテルに到着。夕食を取り、シャワーを浴びて、明日に備えて早めにベッドに潜り込みますが、明日の事を考えると「眠れないなー」と思っていたら、疲れが出ていつのまにか眠っていました。

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