【クライスラー ジープ試乗記】ジープのエントリーモデル新型クライスラー ジープ パトリオットは本格的な悪路走破性と使いやすさを両立！

シンプルで機能性にあふれたインテリア

　インテリアの雰囲気もジープらしさにあふれたものとされている。ジープのインテリアは機能を端的に表現したものとされるのが基本だが、パトリオットでもそれは受け継がれている。4連の丸型メーターはシンプルで見やすくデザインされている。
　インパネのセンター部分はサテンシルバーのメタル感覚のパネルが採用され、SUVらしい力強さが表現されている。エアコンやオーディオの各種スイッチ類も操作しやすい位置に配置されている。
　スライディングアームレスト付きセンターコンソールを始め、各部の収納スペースも豊富に用意されている。フロントドアのマップポケットにはCDケースを入れると6個も入るほどの容量がある。

多彩なシートアレンジで使い勝手も抜群！

　シートはベースグレードのスポーツにイエスエッセンシャルのプレミアムシートが採用さる。これは防汚性に優れる上、汚れた場合でも簡単に払拭できるのが特徴。ジープブランドのいろいろな車種に採用されているものだ。上級グレードのリミテッドにはヒーターシート付きの本革シートが採用される。
　シートアレンジは多彩で、ジープらしい機能性を持つ。60:40の分割可倒式リヤシートを倒し、さらに助手席のシートの背もたれを倒せば、2mを超える長尺物を搭載することも可能になる。
　リヤゲートを開けたときにスピーカーを吊り下げた状態になるミュージックゲートパワープレミアムサウンドシステムがリミテッドに装備されている。HDDナビはオプション設定だ。
　安全装備はサイドカーテンエアバッグやESP、ABS、エレクトロニックロールミディゲーションなどが標準で装備されている。

機能性を重視し、シンプルながら使い勝手を重視したインテリアデザイン。いかにもオフロード4WDらしく、好感が持てる。

リミテッド（写真）は本革シートを装備。スポーツは汚れても簡単に掃除ができる防汚シートを採用する。

全長はコンパクトカー並だが、後席のスペースはそれなりに確保されている。視界もいいので、長距離ドライブも快適だ。

全車CVTが標準装備。マニュアルモードも備えているので、スポーティな走りも味わえる。

メーターも機能性にあふれるデザインを採用。シンプルでとても見やすいのが印象的だ。

ラゲッジルームは広く使いやすい。リヤシートを収納押せれば2m以上もの長尺物も楽に積み込める