5代目 S80-100型 トヨタ クラウン誕生
排出ガス規制・オイルショックを乗り越えて
1974年に登場した5代目となるS80系では、斬新的なデザインの先代S60系とは全く異なり、キャッチコピーの「美しい日本のクラウン」を体現し、落ち着いた雰囲気と保守的なデザインで登場した。この5代目モデルでは、クラウンシリーズで初めて4ドア(ピラード)ハードトップというボディタイプと4速AT搭載モデルが登場する。また、最上級グレードとして4M型2600ccエンジン搭載の「ロイヤルサルーン」という名前が登場したのもこのモデルからになる。
ピラーのあるハードトップ誕生
時代背景として、低公害化のために排気ガス浄化装置「TTC」の登場でツインキャブ仕様が姿を消すことになった。ボディバリエーションは、先代同様2ドアHT、4ドアセダン、4ドアハードトップ、カスタム(ステーションワゴン)、バンといったボディタイプが設定された。当時としては、3ナンバー=高級車セダンというイメージが定着していた時代の中で、珍しい存在として、カスタム(ステーションワゴン)に始めての3ナンバー車も登場した。一部のコアな愛好家からはフロントマスク(後期型)のデザインから「ベンツマスク」や先代4代目からの続くCMキャラクターの吉永小百合さんから「小百合クラウン」などとも呼ばれている。
written by ダーワ教授
5代目クラウン あれこれ
■主な型式:MS80、MS90、MS105
■広告キャッチコピー:「美しい日本のクラウン」「美しい日本の新しいクラウン」
「ピラーのあるハードトップ」
■主なCM出演タレント:山村 聡、吉永 小百合
■絶版中古車市場相場目安 10〜80万円
■映画「疑惑」「いつかギラギラする日」「激動の1750日」TV「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」など
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当時のライバルモデル
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