チケット&ライドシステムを今年も継承
富士スピードウェイは2月20日、08年10月10日(金)から12日(日)の3日間行われる『2008 FIA F1世界選手権 日本グランプリ』の開催概要を発表した。
富士スピードウェイ全面改修工事後初めて行われた前回のF1 日本グランプリは、悪天候と重なったこともあり様々なトラブルが発生。多くの課題を残した。その件について加藤 裕明 富士スピードウェイ 代表取締役社長は記者会見の会場でまず深々と頭を下げた。
寄せられた批判や提案などを受け、富士スピードウェイでは社内にF1事業本部を新設し体制を強化。2008年 F1 日本グランプリの開催において「安心で確実な交通アクセス」「楽しく快適な観戦環境」の2点の基本方針を掲げる。
2007年『FIA F1世界選手権 日本グランプリ』時での交通問題
前回、入退場時に発生したシャトルバスの交通渋滞で大きく批判を浴びた「チケット&ライドシステム」は、周辺環境への配慮もあり今年も継続して実施される。最寄りの鉄道駅もしくは駐車場と会場の間を、専用シャトルバスでのみ移動出来る仕組みだが、今年はこれをバスを待機させる「留置き方式」へと変更する。
また、大型スクリーンの設置や照明・放送機器など観戦設備の充実や、バス乗降場や歩道の路面整備、仮設トイレの適正配置、スタッフの増員・教育の徹底など、ハード・ソフトの両面からのカイゼンを図る。
当日の来場者は決勝日11万人、3日間で22万人。昨年の決勝日の14万人に比べ集客を絞る目論見だ。なお観戦チケットは、富士スピードウェイの「抽選販売」と旅行会社による「先着順発売」(観戦チケットを含む旅行商品)の2種類を基本とする。前者は5月12日(月)よりインターネットと郵送で開始。後者は5月上旬より各旅行会社から発表される予定だ。
問い合わせ:『2008 F1世界選手権 日本グランプリ』専用コールセンター(富士スピードウェイ)
2008年『FIA F1世界選手権 日本グランプリ』のカイゼン点
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( PHOTO:CORISM編集部・富士スピードウェイ/レポート:CORISM編集部 徳田 透 )
『2008 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリ』開催概要
開催日程
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2008年10月10日(金)〜12日(日)
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大会名称
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2008 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリ
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公認
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国際自動車連盟(FIA)/社団法人 日本自動車連盟(JAF)
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主催
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【プロモーター】富士スピードウェイ/【オーガナイザー】富士モータースポーツクラブ(FMC)
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大会メインスポンサー
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フジテレビジョン
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【大会組織】大会名誉総裁
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石川 嘉延(静岡県知事)
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【大会組織】大会名誉副総裁
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高橋 宏(小山町長)/長田 開蔵(御殿場市長)/大橋 俊二(裾野市長)
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【大会組織】大会名誉会長
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田中 節夫(JAF会長)
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【大会組織】大会会長
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冨田 務(富士スピードウェイ代表取締役会長)
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【大会組織】大会副会長
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加藤 裕明(富士スピードウェイ代表取締役社長)
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会場
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富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町中日向694)
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来場者数(見込み)
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金曜日4万人、土曜日(予選)7万人、日曜(決勝)11万人、合計22万人
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