1963年式 シボレー インパラ コンバーチブル
Lowrider Car Show Japan Tour2008 幕張メッセ-Kick Off-
3月23日千葉県・幕張メッセにて「Lowrider Car Show Japan Tour2008」が開幕した。"ホッピング"と呼ばれるローライダー車のジャンプの高さを競うツアーを中心に車両展示などを行うイベントで、08年は全国6ヶ所で行われる。
クルマの楽しみ方にも様々なスタイルが存在する。速さでも、快適さでもないトコロで楽しんでいるジャンルの中に、この「ローライダー」と呼ばれるモノがある。その歴史は、1950年代のアメリカでメキシコ系アメリカ人が古い車をベースにまるで新車のようにドレスアップして楽しんでいたことから始まる。そのカスタムスタイルが徐々に進化して、限界ギリギリまで下げられた車高から「ローライダー」と呼ばれるようになったのだ。
主にドレスアップが中心となるが、派手なエアロパーツを全身に纏うことなく、あくまでもベースとなるクルマに派手なカラーリングやクロームメッキを施すだけで、ベース車輌の持ち味はそのままに活かすのが主流。派手な車体色に合わせてコーディネートされた内装やエンジンルームなど目で見て楽しむのに飽きるコトはない。
さらにトランクに搭載された大型バッテリー&油圧ポンプにより、限界ギリギリまで下げられた車高は、「地を這う」という表現がピッタリと言える。そして、そのハイドロの機能を生かして、いつしか"ホッピング"の高さも競われるようになっていったのだった。
会場を彩る華やかなショーカー
古き良きアメリカを満喫できる空間
広い会場内に展示されるクルマの8割以上が懐かしいアメ車がベースとなったカスタムカーだ。フィフティーズと呼ばれる50年代から60年代のアメ車が多く展示されていた。これだけの台数が展示されるような大きなイベントであっても、一台として同じ仕様のカスタムは存在しない。たとえ同じベース車であっても、ボディーカラーやカスタムペイント、クロームメッキなど組み合わせバリエーションは無限大なのだ。
今回、会場内で最も多く展示されたのはシボレーインパラ。最も古いモデルの1958年式から1993年式モデルまで総勢30台以上、そのほとんどが2ドアクーペやオープンモデル。シャーシの裏側まで塗装やクロームメッキが施されるなど、一台一台から気合が伝わってきた。普段、街中でも見かけることが少ない車種がこれだけ集まる迫力は圧巻だ。
会場内のカスタムカーを見ると、今のアメ車に足りないなにかが見えたような気がした。ローライダー達に負けない魅力的なアメ車の今後に期待したい。
1961年式 シボレー インパラ
1964年式 シボレー インパラ ホッピング
迫力のショーモデル−国産車編−
1990年式 ホンダ アコードクーペ
ツアーはまだまだ始まったばかり
今回開催された「Lowrider Car Show Japan Tour2008」は幕張メッセを皮切りに全国6ヶ所で開催される予定。
アナタの街にもローライダーがやって来るのだ。その地を這うスタイルを見てみたいなら是非会場へGO!!
Lowrider Car Show Japan Tour2008スケジュール
3月23日(日)
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千葉県 幕張メッセ-Kick Off-
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5月11日(日)
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愛知県 ポートメッセなごや
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8月3日(日)
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福岡県 西日本総合展示場
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9月15日(月)
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宮城県 夢メッセみやぎ
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10月5日(日)
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大阪府 インテックス大阪
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11月23日(日)
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千葉県 幕張メッセ-Final-
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written by ダーワ教授