3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:マツダ ビアンテ
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マツダ ビアンテの魅力とは?
■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所) マツダから発売された新型ミニバン「ビアンテ」。ガソリン価格高騰とはいえ、依然高い需要を誇るミニバン市場。その中でも売れ筋のミドルクラスからのデビューということで、大きな期待がかかる1台だ。マツダは以前このクラスにもボンゴフレンディを投入していたが、最近ではMPVやプレマシーといった低めの車高のラインアップしかなかった。ノア/ヴォクシーやセレナ・ステップワゴンなど、ミドルクラスが常に新車販売ランキング上位に位置するのに対し、車高が低いミニバンは厳しい状況。マツダも、ミニバン市場のシェア回復に向けて、ようやく本腰を入れたクルマを送り込んできたというワケだ。 |
\2,650,000
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リセールバリュー診断
最も売れ筋の人気クラスでデビューしたビアンテのリセールバリューだが、期待に反して3年後最大51%のCランク。
マツダ車は、全般的にリセールバリューは低めの傾向がある。マツダというとロータリーエンジンの人気が高く、特にRX-7の人気は未だ健在。だがこれはあくまで特例。なぜならマツダ車は、発売から半年から1年を過ぎると値引きが大きめになる傾向にある。実はこういったことがリセールバリューに大きく影響するのだ。値引きが大きければそれだけ中古車も安くなってしまう。
昨年デビューのデミオも新車の売れ行きはそこそこだが、リセールバリューはライバルと比較すると低い。新規モデルのビアンテの場合、今のところユーザーの評価もほとんどなく、今後数年で評価を含めたイメージが一般に認知される。それまでの間は、リセールバリューはライバル各車に比べ厳しい状況といえる。現時点でビアンテを購入するなら、リセールバリューが低い分、大幅値引きで手に入れるのが購入のポイントともいえるだろう。
車両本体価格
\2,650,000
登録など諸費用
\326,000
値引き
\180,000
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リセールバリュー: | ランク: |
43〜51% | C |