まず、基本的な話となるが、クルマは登録日がすべてとなる。

そのため、増税前の3月中に慌てて新車の契約をしても、登録日が4月だと増税後の
税率となる。つまり、3月31日までに登録できれば増税前の5%税率で買える。

このため、増税前にクルマを買う場合は、3月中に登録できるようにするために、
早め早めの行動をおすすめする。

とくに、人気車の場合は、2013年中に買ってしまわないと、駆け込み需要の影響で
生産が間に合わなくなり、3月末の登録ができないことが予想できる。

※そもそも新車の登録日とは? 新車の登録は販売店が行ってくれるものである。登録には様々な書類が必要で、
一番重要なのはメーカーが生産を完了した後に出す完成検査終了証というものだ。

これがあれば、陸運事務所にクルマを持ち込んで検査する必要がなくなる。
この完成検査終了証と譲渡証明書、車庫証明、購入者の住民票など数々の書類を
販売店が管轄の陸運事務所に提出する(基本的には、顧客は住民票などと印鑑証明書、
実印を用意するくらいだ)。
その後、陸運局がこれら書類を処理し、ナンバープレートが交付されて登録となる。

そのため、新車を契約すると、この完成検査終了証や譲渡証などがいつ販売店に到着するかで
登録日がほぼ決まると思っていい。

この登録が終了し、車検証とナンバープレートが交付された日が登録日となり、
4月1日か3月31日かで税率が決まるのだ。



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