「密かに売れてるN-WGNに特別仕様車登場」ホンダN-WGN購入ガイド

ホンダは、N-WGN(エヌ ワゴン) /N-WGN Custom(エヌ ワゴン カスタム)に特別仕様車「SS(Suzuka Special)パッケージ」を設定し発売を開始した。

1. 目次
2. ■ ハイト系ワゴン実質販売ナンバー1？ホンダ N-WGN(エヌ ワゴン)ってどんな車？
3. ■ 価格設定は「ややお買い得」といった程度
4. ■ 安全装備が脆弱な「SS 2トーンカラースタイルパッケージ」
5. ■ Nワゴンをお得に買う方法はあるの？
6. ■ ホンダN-WGN/N-WGN Custom特別仕様車「SS パッケージ」価格

ハイト系ワゴン実質販売ナンバー1？ホンダ N-WGN(エヌ ワゴン)ってどんな車？

ホンダNワゴンは、ハイト系クラスに属する軽自動車。ホンダのNシリーズ第4弾モデルとして2013年11月に登場した。ハイト系は、今でこそN-BOXなどのスーパーハイト系人気に押され、販売台数が落ちているが、元々は最も人気の高いカテゴリーだった。

そんな人気カテゴリーだったこともあり、各社気合いの入った看板モデルが投入されている。このN-WGNのライバル車となるのは、スズキ ワゴンR、ダイハツ ムーヴ、三菱eKワゴンなど。どのモデルも価格を含め、燃費・居住性・使い勝手など高い総合力があるモデルばかりだ。

さて、販売状況はというと、2016年累計販売台数では、ムーヴが1位、N-WGNが2位、ワゴンRが3位となった。ただし、1位のムーヴは、新たに追加されたムーヴキャンバスが含まれる。ムーヴキャンバスは、ムーヴベースとはいえまったく異なるクルマ。なので、実質2台での販売台数になる。

その分を差し引くと、実質N-WGNが販売台数ナンバー1といえる状況となっているのだ。また、このトップ3の3台は、それほど大きな差が開いている訳ではなく、かなり接戦状態だ。そのため、いつ順位が入れ替わってもおかしくない。とくに、ワゴンRは、フルモデルチェンジのタイミングであり、モデルチェンジすればイッキにワゴンRがナンバー1になるだろう。1～3月は自動車業界の繁忙期でもある。ライバルのワゴンRがフルモデルチェンジする前に、N-WGN側は1台でも多く販売台数を伸ばしたい。まさに、N-WGNにとっては、今が攻め時ということになる。そこで登場したのが、今回の特別仕様車「SSパッケージ」だ。

価格設定は「ややお買い得」といった程度

ホンダN-WGN特別仕様車「SSパッケージ」は、ベース車毎に3タイプ用意された。G特別仕様車「SSパッケージ」は、Nワゴン G・Lパッケージの装備に加えて、低速域の自動ブレーキやサイド＆カーテンエアバッグなどがセットとなったあんしんパッケージが標準装備。インテリアでは、インパネガーニッシュ(レイヤードクリアパネル:ホワイト)が装備されている。価格は1,261,000円となっていて、ベース車に対して4万円程度高価な設定。あんしんパッケージが6万円ほどするオプションが標準装備化されているので、特別仕様車の方がほんの少しお買い得といった設定だ。

そして、Nワゴン カスタム特別仕様車「SS パッケージ」は、G・Lパッケージの装備に加えて、あんしんパッケージが標準装備。インテリアは、常時点灯3眼メーター(ホワイト照明)/ホワイトイルミネーションがプラスされている。価格は1,491,000円。ベース車のG・Lパッケージ車よりも4万円ほどアップしている。こちらもあんしんパッケージが6万円ほどするオプションであることを考えると、ほんの少しお買い得といった印象になる。

安全装備が脆弱な「SS 2トーンカラースタイルパッケージ」

Nワゴン カスタム特別仕様車「SS 2tone color style パッケージ」と「ターボ SS 2tone color style パッケージ」は、G・Lパッケージ/G・ターボパッケージの装備に加えて、下記の装備がプラスされた。

＜エクステリア＞

・2トーンカラースタイル(ルーフ&スポイラー&ドアミラー)
・ダーククロームメッキ&ブラック塗装フロントグリル
・ダーククロームメッキ・アウタードアハンドル
・ダーククロームメッキ・リアライセンスガーニッシュ
・ブラック塗装フォグライトガーニッシュ
・ブラック塗装モール付リアバンパー
・サイドシルガーニッシュ(ブラックフィルム加飾付)※4
・14インチアルミホイール※5(ベルリナブラック塗装+切削+ブラッククリア塗装)

＜インテリア＞

・プライムスムース&ジャージコンビシート(レッドダブルステッチ)
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ)
・本革巻セレクトレバー(レッドステッチ)※4
・常時点灯3眼メーター(レッド照明)
・レッドイルミネーション
(スライドセンタートレイ、フット＜運転席/助手席＞、ドリンクホルダー＜運転席/助手席＞)
・インパネガーニッシュ(レイヤードクリアパネル:ダーククリアレッドライン付)
・ドアオーナメントパネル(レイヤードクリアパネル:ダーククリアレッドライン付)
・ピアノブラック調エアコンパネル

■あんしんパッケージは必須

Nワゴン カスタム特別仕様車「SS 2tone color style パッケージ」の価格は1,509,000円となっており、約6万円のアップとなっている。ところが、このモデルは、他の特別仕様車のようにあんしんパッケージが標準装備化されておらずオプション設定のままだ。N-WGNの自動ブレーキは低速域のみで、歩行者を見分けることもできない旧世代のモノ。標準装備化されていても古さを隠せず、オプション装備無しでは安全面で物足りない仕様となる。実際に購入する場合は、必ずあんしんパッケージを忘れずに選択したい。

Nワゴンをお得に買う方法はあるの？

2トーンカラーの価格は5～6万円程度のアップ。そう考えると、2トーンカラー代だけで、上記の装備がプラスされたことになる。随分色々特別な装備がプラスされているように感じるが、基本的に色味の変更などが主体。それほど大きなコストをかけている訳ではないので、この特別仕様車もほんの少しだけお買い得といったところだ。

恐らく、1～3月の繁忙期には、かなり大量の自社登録車が出てくる可能性が高い。ホンダはあまり大量に自社登録車を出さないが、一定量出てくるのは確実。どうしてもすぐに買わなくてはならない理由がある人以外は、4月以降の購入がお勧めだ。4月以降になれば、自社登録車が未使用車となり、多くの中古車店に並ぶ。特別仕様車だからといって慌てて買わず、4月以降に出てくる未使用車をチェックしてから買うことをおすすめしたい。未使用車は、登録しただけなので、ほとんど新車と同等のコンディション。価格はかなり安く設定されているので、かなり買い得感がある。新車を買うのがバカバカしく思えるほどだ。

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ホンダN-WGN/N-WGN Custom(エヌ ワゴン/エヌ ワゴン カスタム)特別仕様車「SS パッケージ」価格

・N-WGN G特別仕様車「SS パッケージ」　FF　1,261,000円/4WD　1,391,000円
・N-WGN Custom　特別仕様車「SS パッケージ」　FF　1,491,000円/4WD　1,621,000円
・特別仕様車「SS 2tone color style パッケージ」　FF　1,509,000円/4WD　1,639,000円
・特別仕様車「ターボ SS 2tone color style パッケージ」FF　1,574,000円/4WD　1,704,000円

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