この記事の目次 CONTENTS
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5人乗りがあるボディタイプ
軽自動車に5人乗りはないの?
人気オススメランキングトップ10
1位 トヨタ「ヤリスクロス」
2位 トヨタ「アクア」
3位 トヨタ「ルーミー」
4位 トヨタ「カローラクロス」
5位 日産「ノート」
6位以降にはミニバンも登場
5人乗り選びのポイントとQ&A
Q&A①大人5人でゆったり乗れるのは?
Q&A②アウトドアに使えるのは?
Q&A③車中泊がしたいのだけど…?
Q&A④いざという時に7人乗りできるクルマは?

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

5人乗りがあるボディタイプ

軽自動車とスポーツカーを除くと、日本で売られている2列シート車のほとんどは5人乗り。そのため以下のようなボディタイプであれば、5人乗りモデルは数多く用意されています。

  • コンパクトカー
  • セダン
  • ステーションワゴン
  • SUV
  • ミニバン

軽自動車に5人乗りはないの?

手頃な価格で人気の軽自動車ですが、軽自動車の定員は4人と法律で決まっています。そのため「5人乗りの軽自動車」というのは存在しません。

定員が4人であるため、軽自動車に乗れる大人は最大でも4人まで。5人以上の大人が乗ると道路交通法違反で反則金を課され、違反点数も1点加算されます。

しかし「大人2人+12歳未満の子ども3人」「大人1人+12歳未満の子ども4人」の計5人であれば法律的に認められています。というのも道路交通法では「12歳未満の子ども3人で、大人2人分と数える」と定められているからです。

人気オススメランキングトップ10

2022年の5人乗り人気オススメランキングトップ10にランクインしたのは、以下の10台です。トヨタが圧倒的な存在感を見せていますが、5位以降でホンダや日産も健闘しています。
また1位のヤリスクロスを筆頭に、4位のカローラクロス、6位のライズ、7位のヴェゼルなどSUVも非常に人気です。

  • 1位 トヨタ「ヤリスクロス」
  • 2位 トヨタ「アクア」
  • 3位 トヨタ「ルーミー」
  • 4位 トヨタ「カローラクロス」
  • 5位 日産「ノート」
  • 6位 トヨタ「ライズ」
  • 7位 ホンダ「ヴェゼル」
  • 8位 ホンダ「フリード」
  • 9位 トヨタ「シエンタ」
  • 10位 ホンダ「フィット」

それぞれの車種を、新車価格、中古車相場などと共にご紹介します。

(※以下で紹介している中古車相場はガリバーが独自に集計したもので、以下の自動車カタログで他の車種も含めて紹介しています。クルマの価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。)

1位 トヨタ「ヤリスクロス」

トヨタ ヤリスクロス

・新車時価格(税込):179.8万円〜281.5万円
・中古車相場:159万円〜381.5万円

新車販売台数で何カ月も1位を獲得してきたトヨタのヤリス。その中でもヤリスクロスは人気で、2020年の発売から1年で10万台以上を売り上げています。燃費性能の高さ、クラストップレベルの荷室空間、スポーティーな走り、そして他のメーカーより一歩進んだ安全装備「トヨタセーフティーセンス」搭載と、完成度が高いSUVです。

2022年初現在、高い人気に半導体不足が追い打ちとなり納車まで時間がかかっていますので「次の車検までに欲しい」「早めに購入したい」という人は未使用車も購入することをオススメします。ガリバーでも登録済み未使用車を取り扱っていますので、ぜひ在庫をチェックしてみてください。

2位 トヨタ「アクア」

トヨタ アクア

・新車時価格(税込):198万円〜259.8万円
・中古車相場:9.8万円〜293万円

2021年7月にモデルチェンジをして2代目となったアクアが2位にランクイン。
1.5Lハイブリッドで33.6~35.8㎞/L(FF、WLTCモード)という高い燃費性能、さらに広くなった車内空間を備え、そこに最新の安全装備を搭載しています。
走りはスポーティーさよりも快適さ重視で、乗り心地も静か。万人受けする「失敗しない」一台といって良いでしょう。

3位 トヨタ「ルーミー」

トヨタルーミー_外観

・新車時価格(税込):146.3万円〜209万円
・中古車相場:58万円〜259.6万円

最近人気のコンパクトトールワゴンであるルーミーが第3位。1700㎜を超える全高、1355㎜の室内高、そして大きく開いて便利なスライドドアを備えたコンパクトカーです。子育てにも使いやすく、いざとなったら車中泊もできる広さはレジャーにも使えるという便利さが支持されています。

ダイハツ「トール」のOEM車で、基本的な構造などは共通です。微妙なデザイン、カラーバリエーション、オプションやグレード設定などが異なるだけなので、好みで選んで問題ないでしょう。

4位 トヨタ「カローラクロス」

・新車時価格(税込):199.9万円〜319.9万円
・中古車相場:189.8万円〜419.9万円

2021年9月に登場したカローラクロスを筆頭に、シリーズ全体で新車販売台数でも度々上位に食い込んでいるカローラシリーズのSUVモデルが第4位。
ヤリスクロスよりも一回り大きく、ゆったりとした車内空間が魅力。コンパクトSUVは後部座席が狭いことも多いですが、どの席でも充分なスペースが確保できます。燃費や安全装備も、新型車だけあって抜かりありません。
セダン、ツーリング、ハッチバックもあるので、比較して選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

5位 日産「ノート」

日産ノート

・新車時価格(税込):203万円〜279.6万円
・中古車相場:5万円〜319.9万円

2020年12月にモデルチェンジした日産のノートが第5位。独自のハイブリッドシステムであるe-POWERのみの設定で、燃費は28.4~29.5km/L(WLTCモード)。
この数字だけ見るとトヨタのアクアと比べて物足りなさを感じますが、アクセルだけで加速も減速もできるワンペダル操作はノートの方が圧倒的に運転しやすいです。またクラストップレベルの加速も大きな魅力です。

6位以降にはミニバンも登場

6位はトヨタの最小ミニバン「ライズ」が、7位には2021年4月にモデルチェンジし存在感あふれる見た目になったヴェゼルがランクインしました。

まあ8位と9位は、どちらもコンパクトカーサイズのミニバン。ともにモデル末期で2022年中のモデルチェンジが噂されていますので、新車で値引きを引き出したい人はモデルチェンジ前の購入が良いでしょう。

6位 トヨタ「ライズ」

トヨタ ライズ_外観

・新車時価格(税込):167.9万円〜228.2万円
・中古車相場:117.8万円〜313.7万円

7位 ホンダ「ヴェゼル」

ホンダ ヴェゼル

・新車時価格(税込):227.9万円〜329.9万円
・中古車相場:79.9万円〜429.9万円

8位 ホンダ「フリード」

ホンダ フリード_外観

・新車時価格(税込):188万円〜297.2万円
・中古車相場:5.5万円〜315万円

第9位 トヨタ「シエンタ」

シエンタ_外観

・新車時価格(税込):169万円〜258万円
・中古車相場:5万円〜289.8万円

10位 ホンダ「フィット」

4代目ホンダフィット全体像

・新車時価格(税込):155.8万円〜286.7万円
・中古車相場:5万円〜284.9万円

5人乗り選びのポイントとQ&A

一口に5人乗りといっても、サイズやボディタイプは様々。そのためまずは以下を考えてみてください。

  • 最大で大人が何人、子どもが何人乗るのか
  • 荷物としてどんなものを載せるのか
  • どんな用途に使いたいのか(例:アウトドア、車中泊、通勤)

大人が5人乗ることが多いなら、同じ5人乗りでも大きめのクルマを選ぶと良いでしょう。逆に「普段は3人程度」ということであれば、コンパクトなクルマの方が運転しやすく便利です。

また用途や載せたい荷物も重要です。毎日の通勤に使うなら、燃費が良いクルマが良いでしょう。車中泊に使ったり、自転車やアウトドアグッズなど長さがあるものを載せたりしたいならシートアレンジが多彩なプチバンやミニバンがオススメです。

Q&A①大人5人でゆったり乗れるのは?

大人5人でゆったり乗りたいなら、5人乗りでもある程度の大きさがあるクルマがオススメです。一つの目安として、3ナンバーサイズかどうかで判断してみると分かりやすいかもしれません。
例えば今回ランクインしたクルマでは、ヤリスよりはカローラを選ぶと良いでしょう。どちらのシリーズもSUV以外のラインナップも豊富なので、「SUVはちょっと」という人も安心です。

Q&A②アウトドアに使えるのは?

アウトドアに一番向いているのはSUVでしょう。最近のSUVは悪路走行がそれほど得意ではないモデルも多いですが、「道なき道」を行くような本格キャンプでなければ今回ランクインしたヤリスクロス、カローラクロス、ライズ、ヴェゼルなどでも難なく走りこなしてくれます。

Q&A③車中泊がしたいのだけど…?

車中泊に向いているのは、プチバンやミニバンです。今回ご紹介したクルマでは、ルーミー、シエンタ、フリードは車中泊が可能です。
中でもシエンタやフリードには、車中泊を想定した特別グレードが用意されているので、「車中泊をしながら旅をしたい」という人にはピッタリです。

Q&A④いざという時に7人乗りできるクルマは?

「普段は5人乗りで充分だけど、帰省した時などは7人乗り」という家庭は多いもの。そういう時はシエンタやフリードの3列シート車がオススメです。
コンパクトカーサイズで、3列目を格納しておくことができるので、普段は5人乗りのクルマのような感覚で使うことができます。