車を買い替える時期とタイミング

車の買い替え時期とお得なタイミング

いつがおすすめ? 車の買い替えを考える時期とお得なタイミング

更新日:2024/08/19

車はタイミングによってお得に買い替えることができます。ここでは車の買い替えを考えるべきタイミング、また車を安く買い、高く売ることができる時期について解説します。

POINT 1 車の買い替えを考えるべきタイミングとは?

乗用車の乗換え年数推移

乗用車の乗換え年数推移

新車登録から廃車までの使用年数は、乗用車で約13.5年。13年も経つと、税金や修理代など維持費が高くなることから廃車を考える人が増加するようです。 新車から乗り潰す場合は13年前後が一つの目安といえるでしょう。

ただし、実際には途中で下取りや中古買取に出す人も多く、2021年度に発表されたリクルートの調査では、平均6.1年の乗車期間でした。

では、買い替えを考えるべきタイミングとはいつなのでしょうか。ここからはおすすめのタイミングをご紹介します。

「車検」「保証」が切れるタイミング

車検を受けるにはまとまったお金が必要です。そのため、 車検前には「車検代を出しても乗り続けた方が得なのか」を一度考えてみましょう。

車検を通すには軽自動車でおよそ7万円、普通自動車で10万円以上かかることもある他、修理や部品交換が必要な場合はさらに費用がかかります。修理費込みで20万円を超えることもあるので、車検に出して部品交換の可能性があるほど車が古くなっていたら、買い替えにちょうど良い時期です。

車検前であっても買取査定額が下がるケースは少なく、実際、車検のタイミングで車を手放す人は非常に多いです。また、新車の場合は保証の切れるタイミングで売却を検討するのも良いでしょう。 以下に、各種保険が切れる一般的な年数ごとに「売却を考えた方が良い理由」をまとめました。

3年目:リセールバリューが大きく下がりそうなら売却も検討を
  • 一般保証が終了するが、故障しても修理費は高額にはならないケースがある
  • まだ見た目がきれいで、手放しても高く買い取ってもらえることが多い
  • 3年が過ぎる頃から、マイナーチェンジやライバル車の登場でリセールバリューが変動
5年目:延長保証と乗り換えをメリット/コストの両面から検討して
  • 特別保証が終了するので、乗り続けるなら「特別保証が延長できないか」を検討
  • 保証が延長できないなら、定期的なメンテナンスを受けることを想定しておく
  • 新車に乗り換えると、5年前より大幅に進化した安全装備をつけられるようになる

なお、リセールバリューについては「リセールバリューが大きく下がる前」をご覧ください。

自動車税が高くなるタイミング

自動車税は一定年数が経過すると増税となります。重課割合も大きいため、自動車税の増税前に買い替えるのも一つの選択肢です。

重課対象年数 重課割合
ガソリン車 13年超 約15%
軽自動車 13年超 約20%
ディーゼル車 11年超 約15%

走行距離が大台に乗る前

軽自動車は8万km、普通自動車は10万km。
これが、大きな不具合なく車が走れる距離の目安と言われています。

目安の走行距離を超えても車はまだまだ走れますが、経過年数が増えると部品の修理も増え、別途でメンテナンス費用がかかるようになります。それが8万km/10万kmという走行距離です。1回の修理額は3~5万円程度で済むものが多いですが、回数を重ねると負担は大きくなります。

また走行距離の長い車は買い手が付きにくく、買取価格も下がる傾向にあります。 そのため、8万km/10万kmの大台にのる前に愛車が今ならいくらで売れるのかを確認して、納得いく価格なら買い替えを検討すると良いでしょう。

リセールバリューが大きく下がる前

リセールバリューとは、「リセール=再び売る」「バリュー=価値」という言葉が指す通り、車を手放した時にどのくらいの価値があるのかを指す指標です。 リセールバリューが下がるということは、車を手放した時の売値が下がるということ。どうせ乗り換えるなら、リセールバリューが下がる前の方がお得です。
一般に、リセールバリューは購入から徐々に下がっていきますが、特に以下のようなきっかけがあると大きく下落します。

  • その車にモデルチェンジやマイナーチェンジがあり、新型が出ることが決まった
  • 人気があるライバル車、性能が優れたライバル車が発売されることが決まった
  • リコールされる、メーカーの不祥事が見つかるなど信頼を損なった

今後、モデルチェンジやマイナーチェンジ、またライバル車の発売などが分かっている場合には、事前に車を手放すことを検討してみましょう。

車検の前などの節目には「今後リセールバリューが大きく下がりそうか」を確認し、次の節目まで乗り続けるか判断する材料にしてください。ガリバーでは、リセールバリューの確認を含めた売却のご相談も承っています。

ライフスタイルが変わる前

子どもの誕生や入学、就職、引っ越しなどライフスタイルが変わる時は、車の乗り換えを検討すべきタイミングです。例えば以下のような乗り換えをすると、その時々のライフスタイルに合わせられるだけでなく、場合によっては車にかかる費用を安くすることもできます。

  • 新幹線の代わりに車で出掛けたいので、家族みんなで乗れるミニバンに
  • 子どもが免許を取ったので、先進安全機能が充実した車に
  • 子どもが独り立ちしたので、燃費がいい、一回り小さい車に
  • 公共交通機関が不便なところに引っ越したので、燃料代が安いハイブリッドに
  • 駐車場が狭い都会に移動したので、停めやすい軽自動車に

POINT 2 乗り潰す?買い替える?結局どっちがお得なの?

乗る人数やライフスタイルが変わらないのであれば、一台の車を乗り潰した方が車両代金は安く抑えられるでしょう。

ただし車に乗る人数や利用頻度、走行距離などが変わった場合には、同じ車を乗り続けると不経済な場合があります。 例えば子どもが独立した後もミニバンに乗り続けるよりも、維持費が安い軽自動車やコンパクトカーに買い替えた方が経済的な場合があります。走行距離が長くなったのなら燃料費が抑えられるハイブリッドカーやクリーンディーゼル車を選んだ方が良いでしょう。

POINT 3 車を買い替えるのにおすすめの時期

大前提として、車は新しいほど高く売れます。そのため「高く売る」ことだけが目的なら、早く売ることをおすすめします。

逆に、新しい車が安く買えるのは販売店が実績を求められる決算期の3月や9月です。 「車をお得に乗り換えたい」という人は、直近の決算期やボーナス時期を狙うのがおすすめです。

高く売れる時期
  • クルマを買う人が多い12月~2月
  • 1日でも早く売る

3月になると需要が落ち着くので、クルマの買取価格は下がることが多いです。ただし、クルマの価値は走行距離と年式により下がっていきます。そのため、売る時期を気にするより一日でも早く売る方が高く売れるケースが多いです。

ガリバーで愛車の買取価格を確認する
安く買える時期
  • 決算期の3月や9月は値引きが期待できる
  • 7月や12月はボーナス商戦でセールをしていることも
  • 販売店は「納車日」で実績をカウントするため、月末までに納車できるタイミングで買いに行くのが値引きしてもらうポイント

なお、新車は3月や9月に安く購入できるケースが多いですが 中古車の価格は時期的な要因より、走行距離や年式など車体の状態によるところが大きいです。
そのため安い時期に中古車市場を見るよりも、予算に収まる車があるか、常に中古車市場を確認している方が結果的に安く車を買える可能性があります。

ガリバーは毎日約500台の中古車を入荷しており、購入予算にあった価格の車の販売を取り扱っています。

更に
差がつく!
買い替え時期と税金の話

軽自動車税納税証明書

車に関わる税金の中で、買い替えタイミングに関わるのは自動車税と自動車重量税の2つです。自動車税は、「4月1日時点の車の保有者」がその日から1年分を支払います。一方、自動車重量税は車検時に次回までの2年分を先払いします。

【今までの車を買い取ってもらう場合】

今までの車を下取り・買取してもらう場合、自動車税も自動車重量税も国や自治体から還付されません。しかし、ガリバー含め買取店の多くは、こういった未経過分の税金も踏まえて買取金額を算出しています。税金分もきちんと考慮した上での買取価格となっています。

【今までの車を廃車にする場合】

普通自動車を廃車にした場合は、自動車税と自動車重量税を月割りにして還付してもらえる制度があります。ただし軽自動車の場合、一度支払った軽自動車税は還付されませんので、手放す予定がある場合は3月末日までに手続きを終えるようにしましょう。

POINT 4 節目になったら相談を

車検のタイミングや走行距離が一つの区切りに至った時、またライフステージが変わった時など、節目ごとに「今、車を手放すといくらで買い取ってもらえるのか」を確認すると良いでしょう。
その時の買取額を参考にしながら「次の節目まで乗り続ける方が得かどうか」を考えましょう。

車の買い替えをする際は、ディーラーが行う下取りよりも、買取の方が車を高く売れるケースがあります。新車を買う際も事前に買取店で査定を試しておき、中古市場での愛車の相場を確認しておくと良いでしょう。

ガリバーは、買取続けて30年。問い合わせから24時間以内に概算の買取価格をお知らせする無料オンライン査定や、出張無料査定も行っています。まずはお気軽にご利用ください。

  • 2020年1月(株)日本能率協会総合研究所調べ(国内の大手自動車買取事業者を対象とした「中古自動車買取台数No.1調査」より)